不正咬合による噛み合わせの崩壊

咬合は、噛みしめた時にどの歯がどの歯と接触するか、という静的な位置関係だけではなく、咀嚼時に下顎が動くたびに接触が変わってきます。自分の歯があれば、歯の接触という情報が敏感に歯根膜のセンサーを介して脳に伝えられますが、歯が抜けたままではその伝達がうまくいきません。そこを歯科でブリッジや義歯を入れるなどして修復しても、咬合が元通りになることはありません。

実際に歯の治療経験がある方は思い当たると思いますが、歯の治療直後には違和感があります。この違和感は、脳に記録された独自の咀嚼のパターンとズレを意識したり、筋肉に記憶されているものとの違いがわかるからです。脳や筋肉は、変化した状態を元通りにしようとする反応を続けています。このことが、咬合の許容範囲からはずれていると認識した場合に、さまざまな身体症状として現れてきます。

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