インプラントの移り変わり・・・古代から現代へ

昔も今も、失ってしまった歯を取り戻したいという気持は同じであったようで、紀元前3世紀頃のエジプトに、歯の抜けた穴に象牙や宝石などを埋めていたことが記録に残されています。これはおそらく、死者を埋葬する際の装飾品のひとつとして、それから来世でも不自由なく生活ができることを願って行われていたものと考えられます。また、紀元前600年頃のマヤ文明の時代に、貝殻を歯の代わりとして埋められていたことがわかっています。このほかにも、インカ族やアステカ族にも古代インプラントの報告があります。

現在の歯科インプラントの基礎が築かれたのは、約100年前ほど前。アメリカやヨーロッパの歯科医が、スパイラルシャフトと呼ばれるネジ式のインプラントを歯の抜けた穴に埋入していました。人工物を使用した歯科用骨内インプラントが臨床に応用されるようになったのは1900年代のなかば頃からです。

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